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【コロナ禍の結婚式】Withコロナ時代の結婚式はどう変わる?(その1)

2020-09-10

【コロナ禍の結婚式】Withコロナ時代の結婚式はどう変わる?(その1)

新型コロナウイルスの影響でガラッと変わってしまった結婚式市場

今、結婚式の在り方が変わりつつあります。
新型コロナウイルスの影響で、結婚式が延期や中止になってしまったカップルが数多くいます。

誰もが自由に集まれない、会えない、そんな日常になってしまったからと言って、結婚式を諦めてしまっていいのでしょうか? しかし・・・。

結婚式を挙げないという方も

みんなで集まれない、今まで通りの披露宴ができないなら、結婚式なんてやっても意味がない・・・。

そう考える方が増えるのも当然でしょう。何しろ、近年の結婚式費用が掛かります。
結婚式の費用の数百万円と言う金額は、若いカップルにとってはかなりの負担です。

新型コロナウイルス感染拡大以前から結婚式の開催は縮小傾向

アベノミクスは株価優先の施策で、企業の内部留保を増やし、働き方改革の名の元、労働者の賃金を減らし、国民の所得総額を大きく減少させてきました。
結婚は、それなりに仕事を覚え、給料が増えてからと考えるのが普通です。
結婚はどんどん晩婚化していますが、それでも給料は増えません。

この為、新型コロナウイルス感染拡大前から、結婚式を挙げる費用を捻出できず、結婚式の縮小化結婚式を挙げないという方が、若い世代を中心に増えていました。

そこへ、新型コロナウイルスの脅威です。このダメージは計り知れないでしょう。


アベノミクスだけが結婚式を挙げるカップルが減少した理由ではありませんが、結婚式を挙げないカップルが増えてきた状況に拍車をかけてしまったのは事実ですね。そこにこのコロナ危機です。
女性としてはウエディングドレスは着てみたいですが、教会とかで写真が撮れればそれでいいです。披露宴を挙げる必要がないなら、その分は将来の為に貯金したいです。
周囲の人も結婚式をやらないなら、自分達も挙げないでいいかなと思います。

コロナ以前の状況には戻らない!

国民の所得・労働者の賃金が増えない限り結婚式は減少する

実際問題として、今の若い方は、それほど結婚式に憧れを抱いていません。

結婚前のカップルの生の声を聞くと、「親がやれと言うから結婚式を挙げる」とか「親戚の建前もあって」とか「地域柄仕方がなく」と言う声が大きく、「ウエディングドレスを着て披露したい」とか「みんなにお祝いしてもらいたい」という前向きな声は少ないです。

今の若い世代、これから結婚を考える方達が、「結婚式という大きな費用が掛かる行事をわざわざ挙げなくて済む良い言い訳ができた」と思ってしまっても、残念ながら、現在は、そう思わせてしまって当たり前の社会情勢だと言えます。

新型コロナウイルスのワクチンが開発されてもコロナ前の状況には戻らない!

ブライダル関係者の皆様は、本当にこの苦難の状況下において大変なご苦労をされている事と思われます。
そして、「今だけの辛抱」、「1~2年待てば元通りになる」、「新型コロナウイルスワクチンさえ開発されれば大丈夫!」と考えている方も多いと思います。

しかし、残念ながら、上記の通り、元々、新型コロナウイルス感染拡大以前から結婚式は減少傾向であり、そこに加えて国民の所得も大きく減少してしまいました。
そして、「結婚式」という行事は、生活して行く上で全く必要のない、裕福な贅沢の最たるものの1つなのです。

いったん、「結婚式はやらなくて良いもの」という風潮ができてしまうと、それを覆すのは並々ならない努力と工夫が必要だと言えるでしょう。


結婚式教会家族のみで挙げて、ウエディングドレスを着て写真が撮れれば十分ですね。
今は、インスタで皆さんに盛った写真を簡単に披露できますから♪
数百万円も使って大勢で食べたり飲んだりするより、住宅家具家電の購入にお金を使いたいです。
そうなりますよね。
ですが、ブライダル業界の皆様は、この状況を黙って見ている訳にはいきません。
次回は、コロナ禍の結婚式について、対策を考えてみます。