00:00 | 新郎新婦入場 |
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■司会者の台詞
本日は、誠におめでとうございます。
たいへん長らくお待たせ致しました。ただいまより、ご新郎ご新婦様のご入場です。
(二人が高砂へ到着後一礼したら)
今一度、盛大な拍手をよろしくお願い申し上げます。本日は、誠におめでとうございます。
■司会者へのアドバイス
司会者は30分ほど前に会場に入り、会場係と最終打ち合わせを行います。
打ち合わせ内容は、主に主賓、乾杯のご発声、余興の方の変更がないか、お名前を確認されます。
この最終確認に、新郎新婦はもちろん同席しません。
来賓の方の入場が始まったら、スタンバイして待機します。
会場が暗くなっても、司会者の手元には明かりがありますので、台本をきちんと読むことができます。
明かりの他に、コップ1杯の水が用意されています。
新郎新婦入場の準備ができたら、会場の進行係から身振りで合図がありますので、台詞をどうぞ。
高砂へ到着後、新郎新婦が一礼した段階でも会場係から合図があるので、台詞をどうぞ。
合図がなくても、タイミングを見計らって、上手く進行してください。
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00:05 | 開宴及び新郎新婦紹介 |
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■司会者の台詞
ただいまより、○○家、○○家、ご両家の結婚披露宴を始めさせて頂きます。
本日は、ご多忙の中、ご参会くださいまして誠にありがとうございます。
私は、新郎の小学校時代からの友人で、○○と申します。
僭越ではございますが、本日のご披露宴の司会を勤めさせて頂きたいと存じます。
なにぶん不慣れのため、不行き届きの点が多いことと存じますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
(一礼、拍手が止んでから)
それでは、新郎新婦のご紹介をさせて戴きたいと存じます。
<新郎新婦のご紹介>
■司会者へのアドバイス
拍手が止んだら、そのままの流れで台詞に入ってください。
最初の長台詞ですが、ゆっくり、はっきり、大きな声を心がけましょう。
新郎新婦の自己紹介は、仲人を立てない場合の例です。
自己紹介の内容は、新郎新婦からデータをもらい、司会者が考えます。
完成した原稿は、念のため、新郎新婦にも事前に確認してもらいましょう。
あっさりとしたものでも特に問題ありません。
出身地から始まって、学歴、職歴、趣味、性格等を、新郎、新婦の順で紹介します。
その後、二人の馴れ初めを簡単に説明して、終わります。
スライドやVTRを織り込むのも面白いでしょう。
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00:10 | 主賓ご祝辞 |
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■司会者の台詞
それでは、ご来賓の方々からご祝辞を頂きたいと存じます。
はじめに、新郎側のご来賓を代表なさいまして、新郎の勤め先の上司でございます、
○○株式会社<役職>○○様にお願い致します。
(ご祝辞)
どうもありがとうございました。(席に着くのを待って)
続きまして、新婦側のご来賓を代表なさいまして、新婦の勤め先の上司でございます、○○株式会社<役職>○○様にお願い致します。
(ご祝辞)
どうもありがとうございました。(席に着くのを待たずに)
■司会者へのアドバイス
新郎新婦の紹介後、一呼吸おいてから、進行しましょう。
ご来賓の方のお名前を間違えないように気をつけてください。
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00:20 | ケーキ入刀 |
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■司会者の台詞
それではここで、新郎新婦ご両人のお手により、ウエディングケーキにナイフを入れて頂きます。
カメラをお持ちの方はご用意下さい。お二人が、ケーキにナイフを入れましたら拍手をお願い致します。
(進行係の合図か様子を見て)
ウエディングケーキ入刀でございます。
(充分、間を取って)
みなさま、どうもありがとうございました。今一度、新郎新婦に盛大な拍手をお願い致します。
■司会者へのアドバイス
ご来賓の祝辞が終わってから、一呼吸おいて、ケーキ入刀へ移ります。
「ウエディングケーキ入刀でございます。」の決め台詞は、会場係の合図だけでなく、
新郎新婦の手元のタイミングをしっかり見計らって、外さないように決めましょう。
シャッターチャンスですので、この間、新郎新婦は決めポーズを長時間保ちます。
どの程度間を取るかは、周囲のカメラ小僧と化した皆様の状況により異なります。
ここで、オススメの時間確認方法をご紹介します。
「ウエディングケーキ入刀でございます。」と言ってから、ゆっくり、自分でも撮影に行きましょう。
ケーキ入刀の場所は、司会者と反対側の前面である場合が多く、その場合であれば、
ゆっくりと撮影しに行って戻ってきたくらいが、丁度良いと思います。
尚、生ケーキ等で、後ほどこのケーキを振舞う場合は、
「このケーキは、後ほど、皆様にもお召しあがり頂きますので、楽しみにお待ちください。」
等とつけたすと良いでしょう。
ちなみに、「切り分けて」「切る」「分ける」は禁句です。
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00:30 | 乾杯 |
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■司会者の台詞
引き続きまして、新郎新婦の前途を祝しまして、
ご列席のみなさまに乾杯をして頂きたいと存じます。
乾杯のご発声は、新郎の勤め先の上司でございます、○○株式会社<役職>○○様にお願い致します。
みなさまには、誠に恐れ入りますが、お手元のグラスをお持ちになりまして、ご起立をお願い致します。
それでは、○○様お願い致します。
(ご祝辞と乾杯の御発声)
乾杯(若しくはおめでとうございます等、御発声を復唱)
おめでとうございます。どうもありがとうございました。
みなさま、どうぞご着席ください。
■司会者へのアドバイス
新郎新婦が高砂へ戻って、一呼吸おいてから、進行しましょう。
ご来賓の方のお名前を間違えないように気をつけてください。
司会者にも飲み物が用意されますので、一緒に乾杯してください。
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00:35 | ご祝宴開始 |
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■司会者の台詞
これより、祝宴にはいらせていただきます。
お祝いのお言葉は後ほど頂戴致したいと存じますので、ごゆっくりご歓談ください。
■司会者へのアドバイス
乾杯の後、拍手が収まって、ご発声をして頂いた来賓の方が席に着くのを見計らって、台詞に移ります。
歓談に入ると、新婦の退場まで、自分の席で一休みできます。
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00:45 | 新婦お色直し退場 |
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■司会者の台詞
ご歓談中恐れ入りますが、ここで、新婦にはお色直しのため、しばらく中座させて頂きます。
(新婦がお開き口へ移動)
それではいってらっしゃいませ、どうぞみなさま、拍手でお見送り下さい。
■司会者へのアドバイス
会場係が司会者のところまで、時間を教えに来てくれるので、それまでゆっくり歓談することができます。
新婦が退場して扉が閉まったら、新郎が退場するまで、また一段落できます。
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00:55 | 新郎お色直し退場 |
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■司会者の台詞
ここで、新郎にはお召し替えのため、20分ほど中座させて頂きます。
どうぞみなさま、拍手でお見送り下さい。
(この後、時間が空くので両家ご両親と朗読祝電の決定、祝電フリガナふり)
■司会者へのアドバイス
新婦退場の時と同様に、会場係が教えに来てくれます。
新郎新婦が入場するまで、まとまった時間がありますので、招待客としても招かれている場合は、
この間、司会者でもきちんと料理を堪能することができます。
尚、この間に、きちんとトイレを済ませておきましょう。
また、会場係が、司会者のところまで、祝電を持ってきますので、すぐに両家の両親へ持参し、
全文朗読するものとお名前だけを読み上げるものを、ピックアップして頂きましょう。
新郎新婦は、着替え後、お色直し衣装での写真撮影中ですので、新郎新婦に相談に行くことはできません。
ピックアップして頂いた祝電は、その場で必ず読み仮名を振りましょう。
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01:20 | 新郎新婦お色直し入場 |
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■司会者の台詞
みなさま、たいへん長らくお待たせ致しました。
これより、新郎新婦、装いも新たに、キャンドルサービスによるご入場でございます。
みなさまのテーブルへご挨拶に伺いますので、どうぞ温かい拍手やお言葉をおかけ頂きたいと存じます。
(メインキャンドル点火直前)
メインキャンドルへの点火でございます。
(新郎新婦が席へ戻る)
■司会者へのアドバイス
例の如く、会場係が声をかけてくれたらスタンバイにつき、会場係の合図により、台詞をどうぞ。
キャンドルサービスは、ゆっくりと全席を周りますので、5〜15分程度時間がかかります。
全席を周ったら、メインキャンドルのところにまで来て、ゆっくりと点火します。
点火する前に、「メインキャンドルへの点火でございます。」の台詞をタイミング良く決めましょう。
披露宴が一番盛り上がる瞬間でもあります。
メインキャンドル点火は、シャッターチャンスですので、ケーキ入刀時と同じように、少し間を取ります。
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01:30 | スピーチ・余興 |
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■司会者の台詞
それでは、新郎新婦をお席へお迎え致しました所で、ご来賓のみなさまより、
ご祝辞を頂戴いたしたいと存じます。
なお、誠に勝手ではございますが、新郎新婦は着席にてご拝聴させて頂きたいと存じます。
はじめに、新郎の○○(新郎との関係)でございます、○○様にお願い致します。
(ご祝辞、余興)
どうもありがとうございました。(席に着くのを待って)
続きまして、新婦の○○(新婦との関係)でございます、○○様にお願い致します。
(ご祝辞、余興)
どうもありがとうございました。(席に着くのを待って)
続きまして、(以後同じ)
■司会者へのアドバイス
新郎新婦が高砂の席に戻って着席してから、一呼吸おいて、余興に移ります。
ご来賓の方のお名前を間違えないように注意しましょう。
招待客としても招かれていて、席が近ければ、余興中は席に戻ってもかまいません。
でも、必ず終了前にスタンバイしましょう。
その他に、スケジュールに遅れがある場合には、余興をカットせざるをえない時があり、その判断を会場係と打ち合わせます。
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02:05 | 祝電披露 |
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■司会者の台詞
続きまして、祝電を披露させて頂きます。
(全文朗読)
この他にも沢山の祝電が届いておりますので、ここからはお名前だけのご紹介とさせて頂きます。
(お名前朗読)
どうもありがとうございました。
■司会者へのアドバイス
祝電披露は、全文朗読は両家合せて4〜6通、お名前のみの披露は、両家合せて8通以内が時間的に望ましいですが、
それほど数が多くなければ、全員のお名前を読み上げます。
時間が押していても、祝電披露のカットは通常行いません。
もちろん、読み上げる数を減らす場合はありますが、1分も短縮できないでしょう。
祝電朗読は、会場が静まり、皆さん司会者の声に集中していて、また、司会者の台詞としてもとても長く、
最も緊張する場面ですが、ゆっくり、はっきり、大きな声で読み上げましょう。
尚、ここからは緊張した場面でもありますので、司会者は招待客として呼ばれていても、披露宴終了まで席に戻れません。
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02:15 | ご両親様への花束贈呈 |
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■司会者の台詞
ここで、新婦から新婦のご両親様へ、今日(コンニチ)まで育てて頂いた感謝の気持ちを込めたメッセージがございます。
今日(キョウ)の日を迎えるにあたって、いろいろな思いを手紙に託したとのことです。
(スタンバイ完了後)
それではお願い致します。
(手紙朗読)
どうもありがとうございました。
新郎も言葉にはしませんが、ご両親への感謝の気持ちは多大なものと存じます。
このお二人の感謝の気持ちを花束に込めまして、新郎新婦からそれぞれご両親様へ花束を贈呈致します。
■司会者へのアドバイス
祝電披露の後、一呼吸おいて、両親への手紙へ移ります。
新婦が手紙を出しところで、さりげなく「それではお願い致します。」と声をかけると、
手紙の朗読がスムーズにスタートできるでしょう。
手紙朗読後、花束贈呈へと移ります。
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02:25 | ご両家代表謝辞 |
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■司会者の台詞
それでは、ただいまからご両家を代表いたしまして、新郎(両親の名前で招待状を出した場合は、新郎の父)よりお礼のご挨拶がございます。
(両家代表の謝辞)
どうもありがとうございました。
(新郎新婦、両家両親はお見送りの準備)
■司会者へのアドバイス
花束贈呈後、両家代表者がマイクの前に立ちます。
会場係の合図で、台詞をどうぞ。
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02:30 | お開き |
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■司会者の台詞
これをもちまして、○○家、○○家、ご両家の結婚披露宴をめでたくお開きとさせて頂きます。
本日は、おかげさまで大変楽しいご披露宴になりました。
本当にありがとうございました。
また、つたない司会にもかかわらず、最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。
(一礼)
尚、お車でおこしのお客様は、駐車券をクロークの方で配布しております。
それでは、お手元のお荷物などお忘れ物のないよう、ご準備が整いました方から、ご順にお開き口(出口とは言わないこと)へお進み下さい。
■司会者へのアドバイス
新郎新婦と両親が、お見送りの準備をします。
準備が完了したら、会場係から合図がありますので、台詞をどうぞ。
最後の締めですから、ゆっくり、はっきり、大きな声で。
一礼の間、盛大な拍手が頂けるので、以後の注意事項は、拍手が収まってから話します。
これにて、司会終了です!お疲れ様でした!
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